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2011年1月 5日 (水)

レディ・サラ-3

今はある悪の親玉の屋敷に潜入しているわ。
親玉といってもある惑星のある地方を牛耳っている豪族という程度だけどね。
でも多くの手下を従えているんだから油断はできないわね。

その親玉は豪華な屋敷に住んでいる。
プール付きの豪邸よ。
ここで親玉を速やかに暗殺するのが今回の任務ね。

私はプールの中に身を潜めている。
親玉はいつも決まった時間にプールに入るという確かな情報を得ている。
その時を狙うの。それまで水中でじっと待つわ。

それが出来るのもまたアンドロイドの頭のお陰ね。
目についてはもう話したから今度は呼吸についてちょっと話そうかな。
私の呼吸はもちろん自力で肺呼吸をしているんだけど、一旦アンドロイドの頭を通過した空気が肺に入っているわけね。
そこでこの頭は水中にいるときは水から気体を取り込んでくれるの。
それで呼吸が出来ているのよ。
もちろん水中で激しい運動をしたら間に合わなくなるけど、じっとして潜伏しているくらいだったらいつまでも水中に居つづけられるわ。
そしてこの頭はいくらかの空気を貯めておいてくれている。
だから少しの間息が吸えなくても平気なの。
もちろん宇宙空間でもOKなのよ。
少しの間っていうのは大体5、6分ね。
まあ短いといえば短いけど、それでも何か緊急の時きっと役立つはずよ。

さあ、例の親玉がまったくの無警戒でやってきたわ。一人きりのようね。
真っ裸。お腹にはすごい量のお肉がついている。きっとダイエットのつもりで泳ぐんでしょうね。

プールに飛び込んだわ。私との距離は8メートル。彼は私に背中を向けている。
水中のしかもその底でじっとしている私には気づいていないわ。

私は引き金を引いた。光弾が彼を貫いた。彼の体はゆっくりと水面に浮かんだ。

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さあここからの脱出も気が抜けないわね。
でも仲間との段取りもばっちりだ。抜かりはないわよ。

今日家に帰るのは彼のほうが早いかな?それとも私のほうが早いかな?
どっちでもいいけど、でもちょっと気になった。
だってそのあとのお楽しみが気になるからだ。

シーンセーブ→GO

次回「デート編」へつづく

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